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1958 Miles / Miles Davis

1958 Miles

エヴァンス入りのマイルス盤は隠し味がちがう

 ビル・エヴァンスのバッキングが随所にピリリと利いている。バンドの演奏は全体にかなりスタイリィッシュで整然としており、マイルス盤にしては洗練された感じだ。エヴァンスがいるといないとではえらくちがう。

『Milestone』でお目見えしたモード感がそこはかとなく香り、同じ1958年の盤でもイモ臭い臭気を放つ『Somethin' Else』なんかとはえらいちがいだ。

 全体にしっとり落ち着いた音で、元気でエネルギッシュなジャズじゃない。そこが同じマイルス盤のなかでもイマイチ評価されてない点だろうか? いや私なんかはマイルス盤のなかではかなり上位をマークしているのだが。まあ人それぞれ好みの問題だろう。

 エヴァンス入りという意味では、私はかのジャズ史に燦然と輝く名作『Kind Of Blue』のほうを先に聴いたが、どちらもおなじくらいか、いやひょっとしたら本盤のほうが好みかもしれない。

 鋭利な刃物のように研ぎ澄まされた緊張感のある『Kind Of Blue』に対し、本盤のくつろいだリラックス感は得難い。『Kind Of Blue』は正座して聴く感じだ。

 それにしても、もしエヴァンスがその後もずっとマイルスと行動を共にしていたらどうなっていただろうか? マイルスのあの60年代4部作はかなりちがったテイストになっていただろうし、ひょっとしたらジャズの歴史が大きく変わっていたかもしれない。

 まあ、でも「両雄並び立たず」で破綻していたかもしれないけれど。

【収録曲】

1. On Green Dolphin Street
2. Fran-Dance
3. Stella by Starlight
4. Love for Sale
5. Little Melonae

【パーソネル】

[1~4]
Miles Davis (tp)
John Coltrane (ts)
Julian “Cannonball” Adderley (as)
Bill Evans (p)
Paul Chambers (b)
Jimmy Cobb (ds)

[5]
Miles Davis (tp)
John Coltrane (ts)
Red Garland (p)
Paul Chambers (b)
Philly Joe Jones (ds)

【録音】
[1~4]1958年5月26日
[5]1955年10月26日
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

John Scofield / Conbo 66

jsco.jpg

John Scofield (g)
Gerald Clayton (p, or)
Vicente Archer (B)
Bill Stewart (ds)

Recorded: April 9-10, 2018 at Carriage House Studio
Engineer: Jay Newland (Verve 6780213)

大地を感じさせる大らかなジョンスコ節

 よく考えたらうちのブログは、ジョン・スコフィールドのレビューが異常に少ないことに気づいて唖然。いやジョンスコ盤ならほとんど持っているのだが、彼の作品となると1900年代の盤も入ってくるので「2000年代以降のNYコンテンポラリーを中心に〜」みたいなコンセプトを掲げる弊ブログとしては齟齬が気になり今まであまり取り上げてこなかった。

 だがそんな杓子定規な編集方針もどうかと思うので、今後もいいものは多少古くてもどんどん紹介していこう。

 てなわけで本盤である。

 例によってこの豪華メンバーだけ見てリリースされたと同時に即買いしたが(笑)、完全に期待に応えてくれた。ジョンスコの人柄が偲ばれるほのぼの楽しい内容である。かつてジョー・ロヴァーノやビル・スチュワートらとカルテットを組み、盛んにブルーノートに吹き込んでいた90年代の全盛期の雰囲気そのままだ。

 メンバーはジョンスコのギターにジェラルド・クレイトンの鍵盤、ヴィセンテ・アーチャーがベース、そして我らがビル・スチュアートが太鼓を叩く。個人的にはヴィセンテ・アーチャーに一目も二目も置いているので期待は高まる。

 また同時に購入前にはクレイトンのピアノとオルガンに異常に期待していたのだが(いったい何をやってくれるのか? と)、聴いてみるとバッキングに回って全体のバランスを取る大人のプレイぶりだった。まあしゃーないか。

明るく楽しい中に全盛期の鋭さも見せる

 全体に曲調はブルージーな要素を基本にほんわかしていて明るく楽しい。ひとことで言えばジョンスコ節だ。なかには8ビート調のロックっぽい楽曲も含まれている。まあ「ロック」といってもうまくジャズ風にアレンジしているが。

 全盛期のようなヒリヒリするような緊張感はないが、音楽を能動的に楽しもうという姿勢が垣間見えて好感が持てる。実際、楽曲もベスト盤に収録されそうな好曲揃いだし(なかには聴いたような曲もあるが)、これ買って「失敗した」なんて後悔する人は万に一人もいないんじゃないか?

 欲をいえばガツンとくる激しい曲も1〜2曲あっていい気もするが、そうするとアルバムとしてのトータルバランスが崩れるかな? まあリラックスできる好盤だ。買って損はありません。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

定位と音場感がよく立体感のある録音エンジニアは?

RoundAgain.jpg

マイケル・マルシアーノがイチ推しだ

 まずは近況報告から。前回、マイルスにハマってることは書いたが、持ってるオーディオがマイルスにハマらない。で、その後、50年代のマイルス・デイヴィスが持ち味よく再生されるアンプを買ってしまった。と同時にマイルスのアルバムはほとんど全部、買い直した。

 で、新オーディオは古い録音のジャズがめっぽういい音で鳴るのでさらに50年代探検が進み、ソニー・ロリンズとかオスカー・ピーターソン、ウェス・モンゴメリー、ジョン・コルトレーンと際限がなくなってしまった。古いジャズに手を出すと際限ないのはもちろん知ってたのだが、勢いから言ってもう止めようがない。

 なので当ブログに合うネタがないのだが……あ、そうそうレッドマン・メルドー・マクブライド・ブレイドの「RoundAgain」を買ったが、口ほどにもなかった。改めてここで記事化する気にもならなかったのでご報告。YouTube映像のライヴ・バージョンはカッコよかったのになぁ。

 てなわけでオーディオを更新したせいで録音とか音響が気になり始めた。で、あれこれ聴いてみているが、定位と音場感がよく立体感のある録音エンジニアのおすすめを書いておく。といっても特別な内容ではないが。

 まず一番手はクリス・クロス・レーベルでおなじみのMichael Marcianoだ。唯一の難点は高域に振った音作りな点。シンバルとかがうるさいことがある。そのほかはハイレベルだ。立体感のある音場に、楽器の音像がはっきり屹立する。解像度も高い。

 そのほかのオススメは、James Farber(リンクあり)やMichael Brorby内藤克彦(リンクあり)あたり。どれも解像度、立体感、音場感は良好です。オーディオが喜ぶ音で再生されること請け合いです。

テーマ : JAZZ
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マイルスの4部作を聴いてます

リラクシン

オーディオの入れ替えをきっかけに古いジャズのよさに気づく

 ひょんなことからマイルス・デイヴィスの4部作を今さらながらに聴き始め、それをきっかけに40~50年代のハードバップにまたハマってしまった。

 実に高校以来の体験だ。

 すると高校時代にはよくわかってなかった「よさ」に気づいたり、いま聴くと「なるほどそうか」と当時はわからなかったことがわかったり。

 すっかり悟りモードに入ってしまっている。

 とはいえこのブログは2000年代以降の現代ジャズのブログだし、唐突にマイルスの4部作をレビューしたりするのはなんだか違和感があるので気が引けている。

 いやはや、人間、何が起こるかわからないもんだなぁ。

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レッドマンとメルドーがヤバいことになっている

遥かな高みにたどり着いた天才たち

 ジョシュア・レッドマンブラッド・メルドークリスチャン・マクブライドブライアン・ブレイドがタッグを組み、『Round Again』というアルバムを7月に出すらしい。

 名前を見て、よくある「燃え尽きた天才たちが名前だけで売ろう」って企画なんだろうと舐めていたのだが……YouTubeでライブ映像を観てブッ飛んだ。ぜひ、YouTubeで『Father』って曲を検索して観てください。

 メルドーがとんでもないことになってるぞ。

 いやはや、彼らはものすごい「高み」にたどり着いたんだなぁ。これは絶対に買わないと。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

Glenn Zaleski / Fellowship

Glenn_Zaleski_My_Ideal

Glenn Zaleski (p)
Dezron Douglas (b)
Craig Weinrib (ds)

Recorded: May 3, 2015, at Acoustic Studios, NY
Engineer: Michael Brorby (Sunnyside SSC1478)

若手ピアニスト一推しの会心作である

 若手ピアニストのグレン・ザレスキといえば、サニーサイドからメジャーデビューしたアルバム『My Ideal』(2015年、レビュー記事はこちら)が強く印象に残っていたので本作は試聴もせずに即買いした。フタを開けてみれば大正解である。

 前作はメジャーデビュー作とあってスタンダードとジャズメンオリジナルが中心のオーソドックスな作りだったが、本作はグッとコンテンポラリーな要素を前面に打ち出した勝負盤だ。

 コルトレーンの「セントラルパーク・ウエスト」など2曲を除き全てグレンのオリジナルで全9曲。手堅い構成の前作も良かったが、やはりニューヨーク・コンテンポラリーな(笑)我がブログとしてはチャレンジャブルなトライをした本作を買いたい。

 とはいえ別に本作は奇をてらっているわけでも何でもなく、コンテポラリー・ジャズの美味しいところを充分に引き出した秀作だ。コンポラ好きには安心して聴ける1枚である。

 主役・グレンのピアノはもちろん聴き物なのだが、特に注目して欲しいのは(前作から引き続いての)リズム隊だ。特にベーシストのデズロン・ダグラスはゴリゴリとファンキーなグルーヴを叩き出す。それに呼応するドラマーのクレイグ・ウェインリブも攻めどころ満載だ。リズム好きにはたまらない。(と言っても別にファンクをやってるわけじゃない。純正のジャズでございます)

 かたやグレンのピアノは抑えるところと行きまくるところとのメリハリがよく、前作からかなり成長している感じだ。ピアノトリオなのに、メルドーみたいに「俺が俺が」と過度に出しゃばらず、要所を見極めビシッを決めているあたりが玄人好みだ。メルドーが彼の年だった頃と比べ、アンサンブルを含めて「音楽をわかっている」感じがする。

 てなわけで、新型コロナ騒ぎで「ステイホーム」なあなたにぴったりの1枚。退屈な自宅謹慎生活をアグレッシヴに変えてくれること請け合いの好盤である。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

物憂い朝はメルドーに限る

long
Charlie Haden & Brad Mehldau / Long Ago and Far Away

貴重なお宝発掘盤である

 まだ寝ぼけてぼんやり物憂い朝は、音数の少ないまったりしたソースに限る。
 ならば、チャーリー・ヘイデンブラッド・メルドーのデュエット盤『Long Ago and Far Away』である。

 まだ思考能力の効かないアタマにじんわりしみる。
 とっておきの秘蔵盤である。

 本作は2007年にドイツの教会で行われたデュオ・ライヴの音源を発掘し、2018年に世にリリースしたお宝だ。

 若い頃(例えば2000年ごろ)と違って成熟したメルドーの訥々としたピアノに、今は亡きヘイデンのベースが絡む。しっとりした静的な空間を、2人の天才が組んず解れつしながら舞い上がって行く。あくまで音数は少なく、スペースをじっくり生かした音使いで。

 いいですねぇ。これは大人の音である。

「組んず解れつ」と言っても、2人は決して激しく性急で畳みかけるようなコンビネーションではない。メルドーの作った音と音との合間にぽっかり生まれた空間に、ヘイデンがスッと入り込み、あるいはその逆もまた然り、てな具合いであくまでゆったり音を紡いで行く。

 しかもヘイデンは単にメルドーの「伴奏」をしているのでは決してない。彼自体も独立した単体の芸術だ。

 時にメルドーが弾くのをやめ、すると必然的にヘイデンの独奏になるのだが、これがまた味わい深い。「ソロ」というより「独奏」なのだ。決して早弾きしたりせず、ポロン、ポロンと音と音とのすきまを生かしたウッドベースの低音があたりを支配する。それだけでもう、うっとり絵になる至高の時間が流れる。

 ヘイデンは過去にデュオという形態で数々の名盤を残しているが、それもまた頷ける演奏ぶりだ。

 かたや天才メルドーのピアノもむろん極上の美しさで、時にきわどくアウトするような音使いをしては空気を制圧し、また意図的に崩したリズムで聴衆を挑発してくる。なるほどメルドーである。

 まだ少し早い春の眠りから目覚めた頭にじんわり効くおすすめのお宝盤。

 一家に1枚。あなたの枕元にも、どうですか?

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

Aaron Parks / Little Big

Aaron Parks Little Big

Aaron Parks (p)
Greg Tuohey (g)
David Ginyard (b)
Tommy Crane (ds)

Released: 2018
Engineer: Daniel Schlett

パークスが開いた新境地

 アーロン・パークスの最新作だ。まちがいなく彼の最高傑作である。パークスはオリジナリティ溢れるまったく新しい音楽のカテゴリーを作った。エレクトリックでスリリングな「パークス・ウェイ」だ。本作のために新しいユニットを組んだ。もちろん全曲オリジナルである。

 歪んだエレクトリックギターがまんまの音色でバッキングする。なんだこれは。こんなの聴いたことないぞ。ベースもエレクトリックで編成はふつうのロックバンドと同じ。だけど出てくる音はまったく新しい新世紀のジャズだ。

 これに近いカテゴリーのミュージシャンをあえてあげれば、ロバート・グラスパーやデリック・ホッジ、最近のエレクトリックなマーカス・ストリックランドあたり。

 ただし彼らはブラック・ミュージックの影響が濃い。その点、パークスの最新作はブラックな要素はまったくない。その意味でもすごく新しい。言葉で表現するのはむずかしいが、フュージョンを100年分進化させた要素とロックとの融合、といったところか。

 注意書きを書くなら、「エレクトリックなジャズなんてジャズじゃない」というガンコな人にはおすすめしない(いや実は私はそのクチだったのだが、本作を聴いてすっかり改心した)。これを聴かなきゃ、一生後悔するぞ。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

デイナ・スティーブンスの新作ライブは最高だ

またもや記事更新が遅延……。ゴメンナサイ

 あっ、またしても記事更新に間が開いてしまった。しかも3ヵ月も。ゴメンナサイ。それでも少なくない数の方がわがブログにアクセスして下さっていることがわかり、本当に感謝感激です。

 そんなこんなで私の場合、断続的に行方不明になることがありますが、更新が止まってもぜひ懲りずにアクセスしてみてください(反省してるのか?)。

 さて、復帰第一号なので、ブランクの間に買った盤を簡潔にご紹介しましょう。

 まず2019年11月29日に買ったデイナ・スティーブンスの新作ライブ『ライト・ナウ~ ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』(日本盤先行発売盤)がすばらしかった。2019年2月に行われたライヴだが、この盤はネットでもほとんどレビューがないのでその意味ではお宝盤である。

 まずメンバーが超エグイ。デイナ・スティーブンス(sax)にアーロン・パークス(p)、ベン・ストリート(b)、グレゴリー・ハッチンソン(ds)という鉄壁の布陣だ。特に躍動感みなぎるハッチンソンのドラミングがハッチャケていてかっこいい。

ハリッシュ・ラガヴァン(b)の初リーダー作もおすすめ

 同時に同じくらいオススメなのが、知る人ぞ知る、メキメキ頭角を現してきた若手ベーシスト、ハリッシュ・ラガヴァンのファースト・リーダー作『Calls for Action』(2019)だ。

 私がラガヴァンのベースプレイを初めて意識的に聴いたのは、ウォルター・スミス3世の『Still casual』(2014)でだった(その前にはテイラー・アイグスティ盤でも聴いていたが)。

「意識的に」というのは、実はそれまでもまったく知らずに彼のプレイをたまたま何度も聴いていたのだが、それを「彼と自覚してなかった」という意味だ。それだけスミス3世盤の彼のプレイは冴えていた。

 で、今回の新作はリリースされる前からiTunesで試聴し、あまりのよさに「絶対買う」と勇んで予約してあった。フタを開けてみると大正解。コンテンポラリーなジャズだけど、ダークな作風ながら随所にキラキラ光る輝きが感じられる傑作である。

 レコーディングメンバーは知らない新人ミュージシャンばかりなのだが、これがまたびっくりのすご腕ぞろい。特にドラマーのKweku Sumbyはエリック・ハーランドみたいにどっしりタメるスケールの大きさと超絶技巧で唖然騒然。絶対「来る」才能であることはまちがいない。

 あ、長くなっちゃった(笑)。さて、ほかにはマーク・コープランドの新作『And I love her』(2019)もなかなかよかったです。

 てなわけで、ときどき記事更新に空白ができたりしますが(笑)、どうぞ見放さないでおくんなさいまし。べんべん。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

Bill Stewart / Band Menu

Bill Stewart_Band Menu

Bill Stewart (ds)
Larry Grenadier (b)
Walter Smith III (ts)

Recorded: Fabruary 26 and 27, 2018 at Power Station Berklee
Engineer: James Farber

リズム隊が暴れるリズムフェチご用達品

 売れっ子ドラマー、ビル・スチュワートがリリースしたばかりのニューアルバムだ。この人のアルバム制作はレベルが高く、いつも一定水準の作品を出してくる。今回もご多分にもれずレベルが高い。

 メンバーはベースにブラッド・メルドー・トリオの名手、ラリー・グレナディア。サックスには若手の中ではイチ押しのウォルター・スミス3世を迎えている。当代一流のメンバーだけに演奏能力が抜群で、穴のない音を楽しめる。

 さてこのアルバム、ベースのラリー・グレナディアが非常に利いている。めずらしくベースソロも存分に聴かせている。彼とビル・スチュワートのコンビは最高だ。ビルの変幻自在のドラミングの楽しさを味わえる。

 この2人は過去、幾多の名アルバムを生み出してきたが、これほど計算のできるコンビは珍しいだろう。例えていえば、(ジャズではないが)バーナード・パーディーとチャック・レイニーのコンビみたいなものだ。

 またその上に乗っかるウォルター・スミス3世のサックスは、力の抜けた枯れた味わいで私の好みにぴったりだ。クリス・ポッターのような力強くエネルギッシュなタイプよりツボに来る。

 名手ジェームス・ファーバーが手掛ける録音も最高で、安心して聴ける逸品といえるだろう。

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ジャンル : 音楽

プロフィール

松岡美樹

Author:松岡美樹
予定調和じゃない最近のJAZZが好物です。

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