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ロッコとガリバルディ入りのTower of Powerは無敵である



まだまだ若いモンには負けねぇぜ

 そんな声が聞こえてきそうなコンテンツをばひとつ。その昔、ウン十年前に毎日聴きまくっていたタワー・オブ・パワーです。

 これたぶん2006年のモントルーの映像だと思うけど、リズム隊がオリジナルメンバーのロッコ (b) とガリバルディ (ds) な上に、チェスター・トンプソン (key) がこれまためっちゃ、かっこいいんだよねぇー。(スペシャル・ゲストのサンタナが素っ頓狂なギター弾いてるのはご愛嬌)

 フロントのいい年したおじさん管楽器陣が踊りながら楽しそうに吹いてるのもいい! 楽しんでください。
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

Alex Sipiagin / Live at Smalls

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Alex Sipiagin (tp)
Seamus Blake (ts)
Divid Kikoski (p)
Boris Kozlov (b)
Nate Smith (ds)

Rec. June 25-26, 2012, at Smalls Jazz Club, NY
Engineer: Tyler McDiarmid (Off Minor OFM-039)

シンプルにぐいぐい押しまくるライヴの醍醐味

 最新スタジオ盤 「Overlooking Moments」 (2013年、レヴュー記事はこちら) では、ピンと張りつめた緊張感でヒリヒリするナーバスなジャズをやっていたアレックス・シピアギン。だが出たばかりの本盤では打って変わって熱くエキサイティングなライヴを聴かせている。同じ Smalls Live から同時リリースされたウィル・ヴィンソンのクールなライヴと好対照だ。

 メンバーは主役のシピアギン (tp) にシェイマス・ブレイク (ts) の2管+デヴィッド・キコスキー (p)。リズム隊はボリス・コズロフ (b) とネイト・スミス (ds) だ。

 全5曲、すべてオリジナル。のっけからラテン調のフュージョンぽいカッ飛んだ曲で幕が開く。M-2もラテン系でめっぽうノリがいい。ぐいぐい力で押しまくるステージ構成である。

 個々のメンバーを見ると、まずキコスキーがバッキングに、ソロにと、八面六臂の活躍を見せている。地味な印象のある彼だが本作では非常にいい演奏をしており、完全に認識を改めた。またクールなイメージのシェイマス・ブレイクもここではけっこう熱い演奏を繰り広げている。

 一方、ドラマーのスミスは黒人ドラマーの典型で、ズンズン押しまくる攻撃的なタイプだ。彼がバンド全体のイニシアチブを握り、流れの中でノリを決めている。山場でスミスがドカドカ行けば全員がいっせいに反応し、彼がぐっと抑えるとバンド全体がひたひたと静かに沈み込んで行く。ベースのコズロフとのコンビネーションもよく、非常に躍動感のあるリズム隊である。

 本作はだれもが親しみやすく楽しめる、聴き手を選ばない構成だ。だがそのぶん前作のようなユニークな強い個性は感じられず、この作品がシピアギンである必然性はうすい。ノリはいいけれどひねりがなくストレートで単調だ。前作で見せた醒め切っていながら異様に緊張感の高いスリリングな世界はシピアギンにしか構築できないだけに、あれをライヴでどう見せるか? もぜひ聴いてみたかった。

 この演奏を生で聴いた観客は確かに乗ると思うが、CDになった盤を自宅で冷静に聴いてしまうと単調さが耳につく。とはいえストレートにぐいぐい押して目の前のお客さんを楽しませるためのライヴなんだから、「これはこれ」 だろうか。悪く言えば、よくある凡百の楽しいライヴである。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

クリポタ vs カーディナスの対決!



複雑なキメを多用するテクニカルなライヴ

 クリポタにスティーヴ・カーディナス、スコット・コリーとおいしいところが揃ったAdam Cruzのライヴ。豪華メンツの割にハデなことはやってないが、キメを多用したテクニカルなアンサンブルが楽しめる曲だ。

Adam Cruz - Drums, Compositions
Steve Wilson - Alto Sax
Chris Potter - Tenor Sax
Steve Cardenas - Guitar
Edward Simon - Piano
Scott Colley - Bass

※The Jazz Standard NYC, June 2011

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

Will Vinson / Live at Smalls

1

Will Vinson (as)
Lage Lund (g)
Aaron Parks (p)
Matt Brewer (b)
Marcus Gilmore (ds)

Rec. December 4-5, 2012, at Smalls Jazz Club, NY
Engineer: Jimmy Katz (Off Minor OFM-041)

NYコンテンポラリー最前線、クールに醒めた緊張感の高いライヴ

 決して熱く躍動しない。あくまでクールに醒めているところがかっこいい。いかにもNYコンテンポラリー最先端の音だ。自身の最新スタジオ盤 「Stockholm Syndrome」 (2010年、レヴュー記事はこちら) の世界を緻密にステージで再現したようなアルト奏者、ウィル・ヴィンソンの最新ライヴ盤である。

 音の温度感は寒色系でひんやり冷たい。わかりやすくどかどかハジけまくるのでなく、ノリのいい楽曲をやっていながらどこか冷徹さを忘れない。深く思索するような緊張感の高い演奏である。ちょうどラーゲ・ルンドの最新作 「Foolhardy」 (2013年、レヴュー記事はこちら) と目ざすゴールが近い。

 メンバーは絢爛豪華だ。前作 「Stockholm Syndrome」 でもコンビを組んだラーゲ・ルンド (g) とアーロン・パークス (p)。リズム隊はマット・ブリューワー (b) にマーカス・ギルモア (ds)。まさにニューヨーク・オールスターズである。

 オリジナル4曲に、ラーゲ・ルンドのアルバム 「Unlikely Stories」 (2010) 収録の 「Swagger」、ベニー・ゴルソン 「Stablemates」、デューク・エリントン 「Morning Glory」 の合計7曲。アルバムはフュージョン・ライクで清涼感のあるM-1で幕を開ける。いきなりエレクトリック・ベースだ。ブリューワーとギルモアの煽り合いがすさまじく、パークスもクールな彼にしては高揚感のあるいいソロを聴かせている。

 一方、M-3はギルモアの渋いドラムソロで始まる。テーマのあと、ヴィンソンのソロは例によって呆けたように醒めて漂う。続くルンドのソロも徹底的に甘さを排除している。打って変わって暖かみのある既成曲M-4でほっとひと息、続いて 「Stockholm Syndrome」 収録のM-5へ。次のM-6でまた既成曲をはさみ、ヴィンソンのセカンド・アルバム 「Promises」 (2008) に入っていた 「Albemarle」 で幕を閉じる。

 それにしてもヴィンソンとパークス、ルンドは非常に相性がいい。リズム隊の作る土台の上で彼ら3人がワンユニットになり、音の温度感や方向性を決定づけている。特にパークスとルンドが2人1組で展開するバッキングがすばらしい。ギルモアが繰り出す細かい刻みもヴィンソンの音楽性にぴったりマッチしている。

 このテのジャズは聴く人を選ぶが、好きな人ならたまらなく好きなワン&オンリーの個性がある。ヴィンソンは傑作 「Stockholm Syndrome」 で確立した世界をすっかりものにしたようだ。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

Morten Haxholm Quartet / Equilibrium

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Frederick Menzies (ts)
Jonathan Kreisberg (g)
Ari Hoenig (ds)
Morten Christian Haxholm Jensen (b)

Rec. February 27, 2012, at Systems Two Recording Studios, NY
Mixed and Mastered by John Formsgard (Storyville 101 4278)

今っぽいスタイリッシュな現代ジャズ

 サックスがテーマを奏でるM-1がのっけからかっこいい。今っぽい現代ジャズだ。コペンハーゲンで活動するデンマーク人ベース奏者、Morten Christian Haxholm Jensen (以下、クリスチャン) の初リーダー作である。

 ギターにジョナサン・クライスバーグ、ドラムにはアリ・ホーニグという2人の人気者を据えた。ただしこの役者たち、自身のリーダー作とかなり違う抑え目の演奏をしている。個人的にはそこが逆にツボにきた。

 たとえば本盤はギターが大々的にフィーチャーされており、クライスバーグのギタープレイがふんだんに聴ける。だがその演奏は派手にバリバリ弾きまくるスタイルではない。ナチュラルなトーンでちょっと地味目のプレイが渋い。私としてはクライスバーグのリーダー作より、むしろここでのプレイのほうが心地よく感じた。

 かたやホーニグもいつもとくらべ、ずいぶん肩の力が抜けている。「常に全力」 なイメージのある彼がこんなにあっさり叩くのは初めて聴いた。もしかしたらドラムの音圧が心持ち低いせいかもしれないが、ドラマーが 「俺が俺が」 と主張しないぶん、楽曲のよさを生かす好結果になっている。個性の固まりのようなホーニグの演奏としては自身のリーダー作や他の参加作とくらべ存在感が希薄だが、私は充分楽しめた。

 オリジナル6曲に加え、スタンダードの 「Night and Day」、「Out of Nowhere」 の全8曲。主役のクリスチャンは作曲能力があり、2曲のスタンダードも含めて堪能した。思わぬ掘り出し物だ。当ブログ選出、ライジングスター部門・金賞を進呈するとしよう。

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

JD Allen / Grace

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JD Allen (ts)
Eldar Djangirov (p)
Dezron Douglas (b)
Jonathan Barber (ds)

Rec. February 20, 2012, at Tedesco Studios, NJ
Engineer: Tom Tedesco (Savant Records SCD2130)

気だるいフリー色を漂わせるアレンの新境地

 3作目の 「I Am I Am」 (2008) から前作 「Matador & The Bull」 (2012) まで、4作続けて不動のサックス・トリオを組んでいたJD アレン。その彼がついにレギュラートリオを解体し、20008年グラミー賞にもノミネートされた若き天才ピアニスト、エルダー・ジャンギロフを迎え新メンバーで発表したばかりの最新作だ。

 アレンは大好きなプレイヤーだが、さすがにコードレスのトリオ作品が4作も続くと飽きがくる。そこに今回トリオを解散し、コード楽器 (ピアノ) を入れて路線変更したというので飛びついた。結果は大当たり。私好みの妖しい音が出迎えてくれた。フリーすれすれのスリリングな演奏が詰まった好盤だ。

 前作 「Matador & The Bull」 でもフリーの予兆はあったが、今回はメンバーも変えて新コンセプトでスッキリ出直したいということだろう。集まったのはエルダー・ジャンギロフ (p) に、リーダー作も3作ある若手のデズロン・ダグラス (b)、ジョナサン・バーバー (ds) だ。ピアニストのエルダーは、1987年キルギス共和国生まれ。弱冠18才のとき3枚目のリーダー作 「Eldar」 (2005) でメジャーデビューした。今年3月には8枚目になるリーダー作 「Breakthrough」 を発表している。

 全11曲、すべてオリジナル。全編フリーっぽくはあるが、60~70年代の力まかせにドシャメシャやるフリーじゃない。バンド全体がまったく力まず、むしろ完全に脱力してゆらゆら漂うような演奏をしているのがおもしろい。エルダーのピアノもリーダー作での華麗な指使いとまるで異なり、「えっ、こういうのも弾けるんですか?」 という感じだ。新境地開拓である。緊張感いっぱいの中、子守唄みたいなメロディーのM-10にはなごまされる。

 アレンはもともとアンドリュー・ヒルにもインスパイアされているし、セカンド・リーダー作の 「Pharoah's Children」 (2002年、レヴュー記事はこちら) でも、フリー的な曲をやっていた。ゆえに今回はまったくの想定外でもない。だがそれにしてもアルバム冒頭からラストまで 「それ一色」 とは恐れ入った。

 ぶっちゃけ似たような楽曲が続くのだが、まったく飽きずに聴き続けられる。呆けたように醒めた演奏が今っぽい。個人的には今までレギュラーメンバーだったルディ・ロイストン (ds) を手放したのが惜しいが、まあこれをやるなら納得も行く。ロイストンのメリハリの利いたはっきりしたドラミングはこういうのには合わないだろう。

 さて、ちょっと気が早いが、次回作はいったいどうなるのか? この路線を続けるのか、それともまた新機軸を打ち出すのか。なんだかアレンから目が離せなくなってきた。

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松岡美樹

Author:松岡美樹
予定調和じゃない最近のJAZZが好物です。

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