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Michael Rodriguez / Reverence

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Michael Rodriguez (tp, flh)
Chris Cheek (ts)
Gerald Clayton (p)
Kiyoshi Kitagawa (b)
Rodney Green (ds)

Rec. October 11, 2012, at Systems Two Recording Studios, NY
Engineer: Michael Marciano (Criss Cross 1356)

ダークで物憂い現代ハードバップの悦楽

 60年代マイルス風のモーダルな演奏あり、浮遊感のある4ビートあり。アルバム全体が気だるいムードに覆われ、ダークで物憂い雰囲気を味わえる。トランペッターのマイケル・ロドリゲスが発表したばかりのニューアルバムだ。

 個人的には、お気に入りのジェレミー・ペルト(tp)がここ数年続けていた60年代マイルス路線をやめてしまって残念なさなか、入れ替わりですばらしいプレゼントをもらえた気分だ。

 今年33才になるロドリゲスだが、本作はCriss Crossデビューを飾る1作目になる。メンバーも豪華だ。テナーには、2000年代のコンテンポラリー・ジャズを切り開いた観のあるクリス・チーク。ピアノは当ブログいち押しの若手の天才、ジェラルド・クレイトン。リズム隊は、北川潔(b)とロドニー・グリーン(ds)が務める。

 オリジナル4曲、その他3曲の全7曲。4ビートをベースに、ロドリゲスの「徹夜明けの夜明け」を連想させる物憂いプレイを中心にした新世代ハードバップが続く。いやはや、気持ちがいい。

 ロドニー・グリーンのドラミングは個人的には好みじゃないのだが、4ビート中心の構成であるため嫌な面が目立たない。チークやクレイトンには本来もっと先端的でトンがったプレイを期待しているが、まあ本作はスタンダードな4ビート作品なので「これはこれ」だろう。

 レコーディング・エンジニアは、名手マイケル・マルシアーノだ。音質はアルバム全体にハッキリした解像感があり、音の見通しがすごくいい。

 ただし高域に音の芯がなく、シンバル音が薄っぺらで嫌にシャリつく。一方の低域は量感がなくスッ軽い。全体の帯域バランスが不自然なほど高域寄りだ。バスドラは聴こえないような音圧レベルだし、特にベースの音には太さがなく厚みがペラペラ。このところお決まりになっている、マルシアーノの残念な失敗パターンだ。演奏はすごくいいのに、もったいないなぁ。
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ジャンル : 音楽

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