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Jeremy Udden / Torchsongs

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Jeremy Udden (ss, as)
Nathan Blehar (ts)
Ben Monder (g)
Tim Miller (g)
Leo Genovese (el-p)
John Lockwood (b)
Garth Stevenson (b)
Matt Wilson (ds)
Ziv Ravitz (ds)

Rec. December 7-8, 2003, and Aplil 15, 2005, at pbs studios, ma
Engineer: peter kontrimas (FSNT 253)

ベン・モンダー参加、ミクスチャーする曲者ユーディーンのFSNT発デビュー盤

 フォーキー&カントリーっぽい要素がミクスチャーされて行った以後の作品にくらべ、ジャズ聴きにはこのFSNTからのデビュー盤がいちばん心地いいかも? とはいえロックっぽいM-4やM-6、またフリー的なM-5あたりを聴くと、やっぱりジェレミー・ユーディーンは初期からいろんなものを混ぜるのが好きな人だったんだな、とわかる。

 M-5とM-6以外はすべてオリジナル、全体に耳に残るメロディが多く、秀曲がふんだんに詰め込まれている。M-1やM-6のようにパッと聴いて 「いい!」 と感じるメロディアスな曲が目立つが、しかしキャッチーというのとはちょっとちがう。キャッチー→覚えやすい→単純→すぐ聴き飽きる、みたいな図式とはまったく別の回路で楽曲が構成されている。なかなか優れたコンポーザーである。

 彼のサックス・プレイはあえてカテゴライズすればトリスターノ系のリー・コニッツ風味だ。エネルギッシュに躍動せず、気張らずクールに抜いて吹く。マーク・ターナーやクリス・チークがブレイクした90年代後半~2000年代以降、NY界隈ではすっかりこっち系のサックス奏者がよく目につく。

 といいながらM-8のとぼけたフレーズとリズムはどこかで聴いたことがあるぞ? と思って取り出したのはジョー・ロヴァーノの 「From the Soul」 (1992) だった。ターナーやチーク以前のこっち系の人といえばロヴァーノなのでやっぱり接点あるんだなぁ。

 ちなみにこのロヴァーノ盤のドラマーはオーネット・コールマンやエリック・ドルフィーらと共演歴があるエド・ブラックウェルで、本作のドラマーともスタイルが近い。なるほどユーディーンのルーツの一端が見えた感じだ。

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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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