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Justin Robinson / Alana's Fantasy

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Justin Robinson (as)
Michael Rodriguez (tp)
Sullivan Fortner (p)
Dwayne Burno (b)
Willie Jones III (ds)

Recorded: November 4, 2013, at Systems Two Recording Studios, NY
Engineer: Michael Marciano (Criss Cross 1371)

50年代にタイムスリップしたかのような王道ジャズ

 参加ピアニストのサリヴァン・フォートナーが以前、トニー・マラビーをフィーチャーした半分フリーっぽいアルバム「Sustainable Quartet」(2010年、レヴュー記事はこちら)でゾクゾクもんの尖ったピアノを聴かせていたので、サリヴァン聴きたさで一点買いした。昨年12月に亡くなった本作参加ベーシスト、ドウェイン・ブルーノに捧げられている。

 まるで50~60年代にタイムスリップしたかのようなオーソドックスな王道ジャズだ。ブルージーな4ビートが中心で、昔っぽい暖かみのあるスウィートな音である。大らかな音色とスタンダードなスタイルが、ひたすらリラックスしたいとき聴くのにいい。

 メンバーは、フロントが主役のジャスティン・ロビンソン(as)にマイケル・ロドリゲス(tp)。リズムセクションはお目当てのサリヴァン・フォートナー(p)とドウェイン・ブルーノ(b)、ウィリー・ジョーンズ3世(ds)がつとめる。

 プレイヤー別にみると、やはりサリヴァンのピアノが光る。あるときはウォーキング・ベースに合わせてころころとよく転がり、またあるときは独特のタイム感で虚空を鋭くえぐる。こういうどこにでもあるおなじみの4ビートをやっても、才能ある人は「ほかにない革新性」を出せるんだなと感心しきりだ。

 伸びやかなロドリゲスのトランペットも心地いいし、ブイブイいわせるブルーノのこってりベースもおいしい。ウィリーのドラムはNoah Haiduの初リーダー作「Slipstream」(2011年、レヴュー記事はこちら)で初めて聴き、いいと感じたが相変わらずだ。あっさり軽めのドラミングで聴き手を肩こりさせない。主役のロビンソンは盛り上がる楽曲では熱くブリブリ吹きまくり、一小節の中にひとつでも多くの音符を詰め込もうとするノスタルジックなストロング・スタイルだ。

 テーマがおもしろいM-1のジャッキー・マクリーン「Little Melonae」、深々とした美しいバラードのM-5ジョニー・グリフィン「When We were One」を聴けるだけでも価値はある。古き良き黄金時代のジャズを、現代の良い音質で聴きたい人にはおすすめだ。
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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松岡美樹

Author:松岡美樹
予定調和じゃない最近のJAZZが好物です。

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