スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Anne Mette Iversen / This Is My House

1

Anne Mette Iversen (b)
John Ellis (ts)
Danny Grissett (p)
Otis Brown III (ds)

Recorded: August 14-15, 2005, at Tedesco Studios, NJ
Engineer: Tom Tedesco (Okapi Records Okapi002)

ジョン・エリスが舞い、ダニー・グリセットがきらめく

 ジョン・エリス(ts)とダニー・グリセット(p)のファンならぜひ聴いてほしい1枚。ニューヨークで活動するデンマーク出身の女性ベーシスト、Anne Mette Iversenの好アルバムだ。とにかくコンポジションのよさが飛びぬけており、渋い作風で何度聴いても飽きがこない逸品である。

 なんといってもまずメンバーがいい。主役のAnne(b)にエリス(ts)とグリセット(p)、それにオーティス・ブラウンIII(ds)を加えたレギュラー・カルテットだ。彼らは完全固定メンバーで、Anneが書いた数枚のアルバムを連発している。バンドとしてのまとまりと楽曲のよさがキラリと光る。

 ジョン・エリスは決して熱くならないクールな侘び寂びプレイを決めまくる。かたやグリセットはときに美しく、またあるときはモーダルな得も言われぬピアノを聴かせる。このツートップの演奏を聴いているだけで幸せになれる。

 主役のAnneは裏方に徹したベースプレイだが、とにかく作曲能力がすばらしい。派手にドンパチやる作風ではなく、あくまで渋く4ビートをからめながらも非4ビート系ではNYブルックリンっぽい新しさを感じさせる。随所に哀感漂う耳に残るいいメロディーを散りばめた、おいしい楽曲の宝庫である。なぜこんな才能のある人の作品が、日本でもっと評価されないのか不思議でならない。

 彼女のアルバムはどれもいいが、最新作の「So Many Roads」(2014)はストリングス入りで好みが分かれるかもしれない。初めて聴く人なら本作か、「Milo Songs」(2011)あたりが入りやすい。またDISC-1が弦楽器入りカルテット、DISC-2が通常のレギュラー・カルテットという2枚組「Best of the West + Many Places」(2008)もすごくいい。エネルギッシュでノリノリのジャズもいいけれど、ときには落ち着いた大人の音も聴きたい、という人にはおすすめだ。
スポンサーサイト

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

Comment

非公開コメント

プロフィール

松岡美樹

Author:松岡美樹
予定調和じゃない最近のJAZZが好物です。

最新記事
カテゴリ
ブログ内検索
全記事一覧・表示リンク

全ての記事を表示する

月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。