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Frederic Borey Group / Maria

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Frederic Borey (ts, ss)
Pierre Perchaud (el-g, ac-g)
Clement Landaies (b)
Eric Bedoucha (ds)

Recorded: November 4-5 2005, at Studiolane, FR
Engineer: Bruce Cherbit (FSNT 295)

10月の秋空のように涼やかなコンテンポラリー

 フランス人サックス奏者、フレデリック・ボレイが、2007年にFSNTデビューを飾った3枚目のリーダー作だ。哀愁のあるメロディと10月の秋空のように涼やかな演奏がいい。全員がさらりとクールに決めたコンテンポラリー・ジャズである。

「エネルギッシュに躍動する」とか、「白熱のプレイに手に汗握る」なんて場面はまったく出てこない。全身の力を抜き、力まず淡々としたプレイが展開する。フランス人ではあるが、NYCのコンテンポラリー・シーンの一断面を垣間見せるような演奏だ。

 トリスターノ門下の筆頭格、ウォーン・マーシュをフェイバリット・アーティストに挙げている点からも、主役のボレイがどんなプレイをするかは想像できるだろう。そう、マーク・ターナーっぽいクールな脱力系である。本作は1曲を除きすべてオリジナルの計8曲で構成されているが、楽曲のテイストもプレイとまったく同じ。暑苦しさのない醒めたテイストが心地いい。

 メンバー全員がそんなアルバム・コンセプトを理解し、揃って低い温度感の演奏をする。リズム隊も「ブンブン行きまくる」なんてことは絶対ない。あっさりしたプレイスタイルでサポートしている。ノリノリで聴くジャズも楽しいけれど、ときにはこういうクールな演奏もいいものだ。

 ちなみに彼はFSNTから「The Option」(2012)、「Lines」(2010)などのリーダー作も出しているが、個人的には本盤がいちばん彼らしさが出ているように思う。

 フレデリック・ボレイは1975年生まれ。リック・マーギッツァやジェリー・バーガンジに師事し、ONJ(オーケストラ・ナショナル・ドゥ・ジャズ)、Y'akasaxなどのユニットを経て、2002年から自身のバンドを率いて活動している。リーダー作5枚のほか、これまでにユニット名義の作品を3枚リリースしている。
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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松岡美樹

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予定調和じゃない最近のJAZZが好物です。

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