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SF JAZZ Collective / 10th Anniversary: Best of Live at the SFJAZZ Center, 2013

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Miguel Zenon (as)
David Sanchez (ts)
Avishai Cohen (tp)
Robin Eubanks (tb)
Warren Wolf (vib)
Edward Simon (p)
Matt Penman (b)
Obed Calvaire (ds)

Recorded: October 10-13, 2013, at SFJAZZ Center, SF
Engineer: Jeff Cressman (SFJAZZ Records)

SFジャズ・コレ10周年記念、キラ星のようなスター軍団がずらり

 現代ジャズ界を代表するオールスターばかりを集めた豪華ユニット、SFジャズ・コレクティヴの10周年記念盤がリリースされた。2013年にSF JAZZセンターで開かれたライブが収録されているのだが、これがまたすごいことになっている。

 マット・ペンマン(b)とオベド・カルヴェール(ds)という超攻撃的なリズム隊の上空に、ミゲル・ゼノン(as)やらデヴィッド・サンチェス(ts)、はたまたアヴィシャイ・コーエン(tp)やらがキラ星のごとく並ぶ。メンバー表を見ているだけでお腹いっぱいになりそうだが、演奏がこれまたハンパない。

 オープニングはブルージーでオーソドックスなハンコックの「And What If I Don't」でほのぼのと幕が開く。おおらかなノリで誰もが楽しめるナンバーだ。ふと気づくと無意識のうちにカラダがリズムを取っている。だが、なんせこのメンバーである。曲目を追うごとに急速度でコンテンポラリー度合いが増して行く。

 デイヴ・ダグラス作のドラマティックなM-2「Alcatraz」で早くも彼らはエッジの利いた本性を現す。エドワード・サイモンのモーダルなピアノソロがぴたりと決まる。後半の演奏も熱い熱い。続くペンマン作のM-3「Frosted Evils」ではゆったりと漂うようなビートの中に現代性を煌めかせる。ホーン陣のソロ交換も唸らせるデキだ。

 M-4のコルトレーン「Moment's Notice」でホッとひと息ついたかと思えば、エリック・ハーランド作のM-7「Union」では地鳴りのようなカルヴェールの超絶ドラムソロが炸裂する。お祭り男の面目躍如だ。彼が爆発する前後の展開も山あり谷ありでスリリング極まりない。

 続くゼノンのかっこいいM-8「Lingala」は本作でいちばんのとんがり系か。難度の高いキメがズバズバ飛び出す。中間部の白熱するソロもすばらしい。かたやホーンセクションがえらくファンキーな最終曲のM-10は幕引きにふさわしいノリノリのナンバーだ。リズムの粘り方がアヴェレージ・ホワイト・バンドを思い起こさせる。カルヴェールのファンクなドラミングがめちゃいいわぁ。

 これだけのメンツが勢揃いしているとホーン・アレンジだけでも大変だろう。個人的にはもうちょい尖ったところが聴きたかった気もするが、まあこの種のプロジェクトはどうしても最大公約数的な出し物になるのだろうから贅沢はいわないでおこう。
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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