スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Federico Casagrande / The Ancient Battle of The Invisible

1

Federico Casagrande (g)
Jeff Davis (vib)
Simon Tailleu (b)
Gautier Garrigue (ds)

Recorded: December 5-6 2011 at Acousti Studios
Engineer: Didier Pouydesseau (Cam Jazz CAMJ7850-2)

2007年ギブソン・コンペ優勝の若手ギタリストが仕掛けるダークな世界

「これでもかッ」ってくらい明るい要素がない。どよよ~んと暗く沈殿しているのだが「そこがいい!」というたぐいの音。実際、かなりツボにきた。2007年ギブソン・モントルー・ジャズ・ギター・コンペで優勝したイタリアの若手ギタリスト、フェデリコ・カサグランデの2012年リリース作だ。

 なぜ本作を知ったのか? といえばドラマーつながりだった。以前レヴューしたフランス人ベーシスト、フローレント・ニッセの「Aux Mages」(2014年、レヴュー記事はこちら)でドラムを叩いていたフランス人のGautier Garrigueがえらく気に入り、「この人、まだ若いのにいいドラマーだなぁ。ほかに参加作はあるのかしらん?」とネット検索したところ、Google先生に本作を紹介された、てな経緯だ。

 そんなわけでたまたま知ったアルバムではあるが、内容はいい。なんか貧乏ったらしい風采の上がらないヒゲ面の男たちが並んだジャケ写だが、そんなもんは無視してよろしい。

 まず主役フェデリコのギターだが、ぶっちゃけ誰にも似ていない。かなり個性的だ。強いて言えば一時期のマイク・モレノを思わせるところがあるが、もっと軽く歪んだ音だし、なによりフレーズがもう圧倒的に暗いのだ。モレノみたいに優等生的で華麗なところがまるでない(もちろんいい意味で)。汚れた感じのギターを弾く。

 全9曲すべてオリジナルの楽曲は、みなミディアムなテンポでゆらゆら漂うようなノリ。フェデリコがひとりでアルペジオを弾いているシーンがたびたび出てくる。ギターソロにヴィブラフォンが合いの手を入れ、絡まりながら盛り上がって行ったりする。どの曲もダークな質感で統一されている。透明感のある音質もバツグンによく、立体的に音像が浮かび上がる。オーディオ・マニアなみなさんにもおすすめだ。

 本作が気に入ったので次作を楽しみにしていたのだが、2014年12月にリリースされた最新作「At the End of the Day」は変則的な編成だったので見送った。次の次に期待します。

スポンサーサイト

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

Comment

非公開コメント

プロフィール

松岡美樹

Author:松岡美樹
予定調和じゃない最近のJAZZが好物です。

最新記事
カテゴリ
ブログ内検索
全記事一覧・表示リンク

全ての記事を表示する

月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。