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Matija Dedic / Sentiana

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Matija Dedic (p)
Scott Colley (b)
Antonio Sanchez (ds)

Recorded: November 21-22, 2012, NY (Trio) / January 2013, Croatia (Solo pieces)
Engineer: Alex Nizitch (Trio) (Blue Bamboo BBM021)

華麗でスタイリッシュ、あふれ出るピアニズム

 アルバムはスタイリッシュなコンテンポラリー・ナンバーで幕が開く。ベースとドラムが適度に遊びながら空間を演出し、その波間からぽっかり浮かび上がるように華麗なピアノがあふれ出す――。クロアチア出身のピアニスト、Maija Dedic (1973年生まれ) がリリースしたピアノトリオ作だ。

 Maijaをサポートするリズム隊は、スコット・コリーとアントニオ・サンチェス。ただし本盤はピアノトリオとはいっても、なんと全11曲中、6曲がソロピアノ演奏だ。サンチェスの名前にひかれて買ったが開けてびっくり、すっかりアテがはずれてしまった。

 ネット試聴した時点でピアノの弾き方にそこはかとなく自己陶酔系の香りがしたので嫌な予感はしたが、まさかこうくるとは。これだけ堂々とトリオの名前をクレジットしておいて、この構成はないだろう。

 せめてタバコのパッケージみたいに 「あなたの健康に害をおよぼす可能性があります」 じゃなかった、 「トリオ演奏は○曲目と○曲目の合計○曲のみです」 みたいな表示がされていれば、消費者保護の観点からも納得だが。 (くれぐれもコリーとサンチェスの名前に反応し、触手が伸びそうになった人は要注意)

 とはいえそれでもトリオ演奏はかっこいいし (特にM-1やM-3、M-10あたり)、一方のソロピアノ曲も (大仰で華美なところが聴く人を選びそうだが) 水準は充分クリアしているのでよしとしよう。

 それにしてもヨーロッパのピアニストというのは、大なり小なりクラシックの影響を受けてるんだなぁ、というのが収穫だった。もしトリオ演奏中心でソロピアノがもっと少ない盤を出したらまた買うかも? トリオ演奏は強力です。

 なおMatijaはブラッド・メルドー・トリオのリズム隊、ラリー・グレナディア(b)とジェフ・バラード(ds)を擁した 「From The Beginning」 (2009, Dallas Records) でメジャーデビューし、前作 「M.D. In N.Y.C.」 (2011, Origin Records) ではヴィセンテ・アーチャー(b)、ケンドリック・スコット(ds)をフィーチャーしている。最新作はソロピアノ盤の 「Ligherian Rapsody」 (2015, Workin Label)になる。

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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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