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【2015年版】 マイフェイバリットなピアニストたち

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※サイド参加のアーロン・パークスがきらめく
デイナ・スティーブンス「Reminiscent」(2015年)

■3年前の「第一回大会」とくらべガラリ様変わりしたベストテン

 本コーナーは3年前の2012年にネタに困って苦し紛れで、いやゴホゴホッ、ほんの気まぐれでひねった企画なんですが、最近なぜか異常にアクセスが多くて(笑)。で、3年前と比べりゃ、ずいぶん自分の好みも変わってますから、それならとピアニスト編 「2015年バージョン」 を選出しました。

 選考基準はなるべく若く、かつ、これからが楽しみな人を優先的に推してます。なお1~3位の受賞者には後日、有名某スポンサー様から豪華賞品が届きません。

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【ピアニスト編ベストテン】

1. アーロン・パークス (サイド参加限定)
2. ジェラルド・クレイトン
3. ダニー・グリセット
4. ローレンス・フィールズ
5. ダヴィ・ヴィレージェス
6. ジェイコブ・サックス
7. サム・ハリス
8. Matija Dedic
9. ピート・レンディ
10.オマー・クライン

【惜しくも選外】

ブラッド・メルドー
マーク・コープランド
ジェイソン・モラン (サイド参加限定)
ルイス・ペルドモ (ラテン以外限定)
オリン・エヴァンス
キャスパー・ヴィヨーム

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■若手No.1はやっぱりジェラルド・クレイトンだ

 1~3位は妥当なところでしょうか。「なぜメルドーやコープランドが選外なんだ!」 と、さぞお怒りの皆様もおられるでしょう。ごもっともです。ですが彼らを入れると 「かつて私のカラダを燃えさせた男たち」 シリーズとなり、今回の主旨と食い違うので、おっ外しております。

 それに彼らはウチみたいな辺境の屈折系ブログなんぞが推さなくとも、イチオシする人が掃いて捨てるほどいるでしょうし。

 てなわけで 「なるべく若く将来性のある人を」 の標語がさっそく崩壊し、結局、1位と3位はすでにスターのアーロン・パークスとダニー・グリセットですか、そうですか。いや、しかし彼らはすでに終わったメルドーあたりとちがい、現役バリバリで乗りまくりなので外しようがありません。

 パークスは相変わらず出る新譜、出る新譜、サイド参加して夢のようなピアニズムをぶちかましております。いちばん最近聴いたのは今年3月にリリースされた若手サックス奏者、デイナ・スティーブンスの 「Reminiscent」 (2015年、レヴュー記事はこちら) でのプレイでした。いやはや、参りました。

 かたやグリセットは現在、日本じゃ誰も注目してないデンマーク出身の女性ベーシスト、アンネ・メッテ・アイヴァーソンのレギュラー・カルテットの一員として気を吐きまくっております。このアイヴァーソンさん、メロディ・メイカーとしてのセンスが超一級で、にもかかわらず日本じゃブログ 「灼熱怒風」 さんとかウチ、あとはディスクユニオンくらいしか言及していない、という恐ろしい状況です。明日の日本はどうなるのでしょうか。

 さて手順前後して2位の若手ナンバーワン、ジェラルド・クレイトンも文句なしでしょう。この人もあっちこっちの新譜にサイド参加しては、とんでもないプレイをやらかしております。1位のアーロン・パークスさま同様、自身のリーダー作よりサイド参加作のほうが肩の力が抜けるのか、断然イイのはご愛嬌です。

 最近聴いた彼のプレイは今年5月に出たばかりの若手ギタリスト、マット・スティーヴンスの 「Woodwork」 (レヴュー記事はこちら) になります。

 ちなみにクレイトン狙いならぜひ一度、彼がサイド参加しているデイナ・スティーブンスの 「I'll Take My Chances」 (2013年、レヴュー記事はこちら)、および若手ドラマー、マット・スローカムのピアノトリオ作品 「After the Storm」 (2011年、レヴュー記事はこちら) を聴いてみてください。その真価に必ずや脳天逆落としとなりますでしょう。

 さて4位のローレンス・フィールズを初めて聴いたのは、若手アルト奏者ジャリール・ショウが2013年3月にリリースした最新作 「Soundtrack of Things to Come」 (レヴュー記事はこちら) でした。あまりの興奮に、文中で 「本盤は世界がローレンス・フィールズを発見した作品だ」 てな日刊ゲンダイ風・飛ばしコピーを書いちまいました。スンマセン。

 いちばん最近ではジョー・ロヴァーノとデイヴ・ダグラスの共同名義クインテット 「Sound prints」 のデビュー盤 「Live at Monterey Jazz Festival」 (2015年、レヴュー記事はこちら) でも聴きましたが、こちらのフィールズのプレイは両スターのお守りということもありさほど前に出てきません。

■リーダー作は聴く人を選ぶが才能は確かなダヴィ・ヴィレージェス

 一方、5位のダヴィ・ヴィレージェスは、リーダー作が聴く人を選びます。好みに合わない人が聴くと 「なんなの、これ?」 になります。なのでとりあえずサイド参加作として、サックス奏者ブライス・ウィンストンの 「Child's Play」 (2014年、レヴュー記事はこちら) あたりをお聴きください。ぶっ飛ぶでしょう。

 6位のジェイコブ・サックスは有名なので置くとして、7位のサム・ハリスは初リーダー作 「Interludes」 (2014年、レヴュー記事はこちら) がおすすめです。熱くエネルギッシュな派手めのジャズが好きな人にはミスマッチですが、余韻たっぷりの芸術系ジャズが好みの人にはハマります。

 彼を初めて聴いたのはルディ・ロイストンの初リーダー作 「303」 (2014年、レヴュー記事はこちら) でした。M-8で弾いてる妖しいピアノソロが圧倒的です。持ってかれました。で、速攻で上記のリーダー作を仕入れました。

 続いて8位のMatija Dedicは、最近にわかにディスクユニオンが推しまくり、ちょっとした祭りになってます。ユニオンさんの通販サイトへ行くと、どうやらこの6月に固めて仕入れたらしく彼の過去作がテンコ盛りです。私が初めて聴いたのはリーダー作 「Sentiana」 (2015年、レヴュー記事はこちら) でしたが、力強いタッチでスタイリッシュ、華麗な世界を演出しています。

 このほか9位のピート・レンディはサイド参加した 「Marlon Browden Trio」 (2000年、レヴュー記事はこちら) で、まったく新しいタイプのピアノトリオを提示しています。あのミクスチャー職人、ジェレミー・ユーディーンの諸作にも一枚かんでるクセ者です。彼は耳に残るリフを繰り返すなど、おいしいフレージングと絶妙な間の取り方で勝負しています。既成の饒舌な優雅系ピアニストとははっきり一線を画したニュータイプです。

 最後、10位につけたオマー・クラインの最新作は 「Fearless Friday」 (2015年、レヴュー記事はこちら) です。薄めのイスラエル色がありますが、食当たりもせずサクッと聴けます。おすすめです。

 とまあ、こう見てくるとピアノって楽器は次から次へとおいしい人が出てきますな。なのでこのコーナーはまた随時、更新して行きます。次回は同じく順位変動の激しい2015年版ギタリスト編です。ではまた会う日まで。

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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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予定調和じゃない最近のJAZZが好物です。

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