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Jakob Bro / The Stars Are All New Songs Vol.1

Jakob Bro

Jakob Bro (g)
Bill Friesell (g on M-1, 2, 3, 4, 6, 9)
Kurt Rosenwinkle (g on M-7)
Mark Turner (ts on M-5, 8)
Chris Cheek (ts on M-3)
Jesper Zeuchen (as on M-3, 5, 8)
Amdrew D'ngelo (b-cl on M-5, 8)
Ben Street(b)
Paul Motian(ds)

Recorded: September 2007, at Avatar Studios, NY
Engineer: James Farber (Loveland Records LLR008)

浮遊系・空間ギタリストが世に問う稀代の傑作

 メロディアスで耳に残る美しい旋律のオンパレードだ。ふわふわと空中を浮遊するようなゆったりしたリズムが心地いい。空間系ギタリスト、デンマークのヤコブ・ブロがカート・ローゼンウィンケルやマーク・ターナーらNYの大物を結集し、2008年にリリースした自身最高傑作だ。

 メンバーには、キラ星のごとくNYの顔役たちが並ぶ。ビル・フリゼール(g)にカート・ローゼンウィンケル(g)、マーク・ターナー(ts)、クリス・チーク(ts)。この超豪華メンバーが、ベン・ストリート(b)、ポール・モチアン(ds)という渋いリズムセクションの上に乗っているのだからたまらない。

 おもしろいのはブロが使う、まるで効果音のようなアンビエントなリズムのセンスだ。「ピーン、カーン、コーーン」というふうに、空間の広がりを感じさせるリズムレスな爪弾きをあしらいながら雰囲気を作る手法が新しい。この効果音風バッキングに、マーク・ターナーが吹く美メロなテーマが絡むのだからこたえられない。

 全9曲すべてブロのオリジナル。すごいなと思うのは、ブロが爪弾くフレーズはかなりメロディアスでありながら、決して安易なイージーリスニングに堕していないところだ。あるときは人生の喜びを感じさせ、またあるときは生きることの虚脱を漂わせる。そこには人間の悲喜こもごもがふんわり織り込まれている。

 だがあくまで方向性としてはポジティブであり、生きる希望を音に変えたようなコンポジションが心の根っ子にほんのり暖かい。ヒーリング効果満点だ。名エンジニア、ジェームス・ファーバーが手がけた録音も絶品です。
 
 ちなみにこの名盤、すでに廃盤なのかアマゾンなどのネット通販ではずっと購入不可で、中古盤さえめったに出回らないため入手困難だった。だがなんの加減か、たまたまHMVをのぞいてみたらなんと「在庫アリ」に。内容は絶対保証付き。興味があれば、ぜひどうぞ。

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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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松岡美樹

Author:松岡美樹
予定調和じゃない最近のJAZZが好物です。

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