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Marlon Browden Trio

mbt

Pete Rende (p,wurlitzer)
Matt Pavolka (b)
Marlon Browden (ds)

Rec. December 14-15, 2000, at Avatar Studio, NY
Engineer: Aya Takemura (FSNT 115)

FSNTの隠れ名盤ピアノトリオ

 どストライクのピアノトリオだ。

 アマゾンでたまたま見かけ、ピアノがピート・レンディだったので試聴してみたら一発でツボにきた。FSNT方面に出没している若手ドラマー、マーロン・ブロウデンの初リーダー作である。かっこいいベースのリフレインを土台に、愁いのあるピアノが舞う新しいタイプのピアノトリオだ。

 3人とも派手なことはしないが、全員がユニットとしてがっちりまとまり、バンドの音楽になっている。ドラマーのブロウデンはリーダー作だがドラムソロをやるわけでもなく、まったく気負わずプレイしている。「ソロ? いや俺らのアンサンブルを聴いてくれよ」みたいなスタンスがとっても渋い。

 事実上の主役であるピアノのピート・レンディは音数少なめ、意味もなく速くたくさん弾いたりしない。大向こうを唸らせるようなアクロバチックな技巧でなく、味わいのあるおいしいフレージングと絶妙な間の取り方で勝負している。新しいタイプのピアニストである。

 彼の参加作 「Ignaz Dinne / Back Home」 (別頁あり) ほかですでに堪能していたが、ピアノトリオでじっくり聴いたのは今回が初めて。ぜひリーダー作を出してほしいし、もっとメジャーになっていいピアニストだ。

 また本作の核になる印象的なリフを弾き出すベーシストのマット・パヴォルカも、けっこうソロは取るが飽きさせず、コンパクトにうまくまとめている。

 ブロウデンのオリジナルが4曲のほか、Bjork曲、Avi Lebovich曲、Guillermo KleinとMiles曲メドレーの計7曲。尻切れトンボっぽく唐突に曲が終わったり、どこが頭でどこがお尻かわからなくなるM-6など、控えめでありながら耳を幻惑するアレンジもおもしろい。

 このアルバム、検索してもほとんど情報がないが、こんないい盤が人知れず埋もれているならFSNTは全試聴しなきゃだめだなぁ、てな気にさせられた1枚だった。
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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