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Dave Douglas Quintet / Brazen Heart

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Dave Douglas (tp)
Jon Irabagon (ts)
Matt Mitchell (p)
Linda Oh (b)
Rudy Royston (ds)

Recorded: February 3, 2015, at Bunker Studios, NY
Engineer: Aaron Nevezie (Greenleaf Music GRE-CD-1044)

おもちゃ箱の中を覗くと?

 おもちゃ箱をひっくり返したような賑々しさだ。跳ね回るリズム隊に、サーカスの楽団を思わせるユーモラスなラッパとサックス。いかにもデイヴ・ダグラスらしい奇妙な世界が広がる。リリースされたばかりの最新作である。

 メンバーはダグラス(tp)とジョン・イラバゴン(ts)の2管にマット・ミッチェル(p)、リズム隊はリンダ・オー(b)とルディ・ロイストン(ds)という黄金コンビだ。

 本作は従来のダグラスっぽい神秘性に加え、逆に彼らしくない(?)人間的でブルージーな要素も散りばめられている。特にこぶしを回した演歌みたいなバラードが2曲あるのには笑ってしまった。やっぱりダグラスはユーモアのセンスがあるなぁ。大きくは2013年にリリースした同じメンバーの「Time Travel」(レヴュー記事はこちら)の路線を踏襲しているが、新しくちょっぴり大らかさが加わった感じだ。

 オリジナル9曲を含む合計11曲。オープニングはさっそくデイヴ・ダグラスっぽいミステリアスなテイストで幕が開く。複雑な構成で、あのテこのテの駆け引きが刺激的だ。かと思えばM-2では「これがデイヴ・ダグラスか?」と意表をつく、ベタでわかりやすい情熱的なバラードが登場する。

 M-3は一転し「いかにもデイヴ」で不思議な味わい。M-4も凝ったリズムアレンジでスリリングな展開を見せる。はらはらドキドキ、ピアノソロが壮絶でめちゃかっこいい。このほかアップテンポでスリル満点のM-5、ダークで諧謔味のある導入部が面白いM-6あたりが耳に残った。

 プレイヤー別では躍動するルディ・ロイストンが実にハマっており、もはやダグラスの作品は彼なしでは成り立たない絵になりよう。ロイストンは今年あたりからサイド参加作が激増しており、2015年のコンポラ・シーンを象徴する存在といえそうだ。

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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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松岡美樹

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予定調和じゃない最近のJAZZが好物です。

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