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Joonas Haavisto Trio / Micro to Macro

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Joonas Haavisto (p)
Antti Lotjonen (b)
Joonas Riippa (ds)

Recorded: December 19-21, 2011, at Kallio-Kuninkala Studios, Finland
Engineer: Kimmo Antikainen (Blue Gleam BG005)

北欧ピアノトリオの枯淡な舞い

 ひさしぶりにピアノトリオにやられた。こいつはすごい。2012年にリリースされたフィンランド出身のヨーナス・ハーヴィスト・トリオ2nd盤。涼しげな清流のひとしずくが大地に染み渡るような悠久の時の流れを感じさせる。

 ピアニストのヨーナスは2009年に初リーダー作「Blue Waters」をリリースして以降、端正な曲作りが支持され日本でもブレイクした。4月にはジャパン・ツアーを終えたばかりだ。メンバーはヨーナスのほか、デビューからずっと活動を共にしているアンティ・ロジョネン(b)、ヨーナス・リーバ(ds)が参加している。

 全8曲すべてヨーナスのオリジナル。先日リリースされたばかりの3rd盤「oku」(2016年、レヴュー記事はこちら)の評でも書いたが、故国フィンランドの冷たい雪景色が見えてくるような音でアルバムは満たされている。音を色で表現すれば、彼らのジャズは雪のように真っ白だ。

 明らかにクラシックの影響があり、ブルージーな要素を感じさせない。あくまで淡々と、ひんやりした寒色系の音使いで北欧の曇り空のようなメランコリックな世界を紡いで行く。空間を感じさせる音の広がりと、その枯淡な味わいにじんわり心が癒される。

 けっこうリズミックな曲もあるが、ホットなアメリカの黒人系ジャズとは明らかにちがう。エネルギッシュに粘らず、さらさらと流れて行く。そこがいい。リズムにいい意味で重さがなく、ひらひらと軽やかに宙を舞うピアニズムに幸せな気分になれる。4枚目のアルバムが待ち遠しい。

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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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松岡美樹

Author:松岡美樹
予定調和じゃない最近のJAZZが好物です。

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