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Jaleel Shaw / Perspective

Jaleel Shaw Perspective

Jaleel Shaw (as)
Mark Turner (ts, on 8, 10)
Lage Lund (g, except 8, 9)
Robert Glasper (p, except 9)
Vicente Archer (b)
Johnathan Blake (ds)

Rec. February 12-13, 2004, at Systems Two Recording Studios, NY
Engineer: James Farber (FSNT 222)

ポスト・バップへの回答

 ミンガス・ビッグバンドやロイ・ヘインズのグループで頭角を現したフィラデルフィア生まれのアルト奏者、ジャリール・ショウが2005年にリリースしたデビュー盤だ。

 ショウの手によるオリジナルが7曲、その他3曲の全10曲。冒頭からメロディーが耳に残る明るい佳曲が続く。なかでもコンテンポラリーで軽やかなM-1、哀感漂うメロディアスなM-2、気だるいミディアム4ビートのM-3、キメを多用したノリのいいM-5が印象に残った。(M-1イントロでのロバート・グラスパーのピアノが、モロにメルドーの手クセそのものなのが微笑ましい)

 楽曲だけでなくメンバーもいい。2005年モンク・コンペで優勝したラーゲ・ルンドのギターはどの曲もすばらしい。特に導入部がわくわくするM-1のソロはリズムが面白く、M-2のアドリブは構成がいい。

 グラスパーのピアノがリズミカルに爆発するM-5では、ドラマーのジョナサン・ブレイクが背後でドカドカ煽るわ、煽るわ。彼のバタつくドラミングは個人的には好みじゃないが、非常に個性的なドラマーといえる。このほかコルトレーン曲をショウがアレンジしたM-8、M-10の2曲でマーク・ターナーが参加しているのも話題だ。
 
 ただひとつ文句をいえば、低域がモワつき、ベースのフレーズが聴き取りにくいのがいただけない。(ヴィセンテ・アーチャーはもっとエッジの利いたベースを弾く。音がボケているのはたぶんエンジニアのせいだろう)。だがそんな音質面のマイナスを差し引いても、やっぱりもう一度聴きたくなるコンテンポラリー・ジャズの好盤だ。

 なおショウは2作目の「Optimism」(2008年、レヴュー記事はこちら)に続く最新サードアルバムを録り終えたばかりで、2012年中にリリースする予定のようだ。
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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