​Noah Haidu / Momentum

Noah_Haidu_Momentum.jpeg

Noah Haidu (p)
Ariel de la Portilla (b)
McClenty Hunter (ds)

Recorded: June 25, 2012 at Acoustic Recording, NY
Engineer: Michael Brorby (Posi-Tone Records PR8109)

メインストリームに新味を加えた大人の大吟醸

 ツヤと潤いのあるピアノの音色にうっとりさせられる。​ストレート・アヘッドで​ちょいバップ的ななかにも、キラリと光るアレンジで新味を感じさせる。単なる懐古趣味に終わらせない。ブルックリン在住の若手ピアニスト、ノア・ハイドゥが2013年にリリースしたセカンド作である。

 彼の存在はデビュー盤『Slipstream』(2011年、レヴュー記事はこちら)で見つけマークしていたが、いつのまにか知らない間にセカンド盤を出していた。うっかりだ。聴いてみたらば前作に負けず劣らずすごくいい。デビュー作では2管をフィーチャーしていたが、今回はシンプルなピアノトリオで攻めてきた。

 オリジナル4曲に、「I Thought About You」(Jimmy Van Heusen)、「A Child Is Born」(Thad Jones)、「Rainbow」(Keith Jarrett)、「Serenity」(Joe Henderson)など計9曲。メインストリームな世界に軸足を置きながら、でもちょっとどこかが新しい。デヴィッド・ヘイゼルタインほど保守的じゃないが、いい意味でコンサバティブな流れはキッチリ抑えている。そんな現代型ハード・バップから進化した正統派のピアニズムが心地いい。

 それにしても彼はいいリズム隊を見つけたものだ。いい意味でアクがなく主役であるピアノのよさを引き立ててくれる。それでいてテクニカルで決して聴き手を飽きさせない。渋くて巧くて出しゃばらない。NYCには味なスゴ腕がいるものだ。

 ノア・ハイドゥは1972年7月・ヴァージニア生まれ。Bill CharlapやKenny Barron、Bruce Barthらを師と仰ぎ、ニューヨーク州立大学で音楽学修士号を取得した。2017年2月10日(予定)には、ジョン・イラバゴンやジェレミー・ペルトをフィーチャーしたサードアルバム『Infinite Distances』の発売を控えている(アマゾンのページはこちら)。

*ファースト&セカンド作はここで試聴できます。



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ジャンル : 音楽

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