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Albert Vila Quintet / Foreground Music

Albert Vila Quintet  Foreground Music

Albert Vila (g)
Enrique Oliver (ts)
Roger Mas (p, Fender Rhodes)
Tom Warburton (b)
Marc Ayza (ds)

Rec. December 9-10, 2006, at Studio Le Roy, Amsterdam
Engineer: Mikel Leroy (FSNT 302)

明るく浮遊するスペイン人ギタリスト

 スペイン・バルセロナ出身のギタリスト、アルバート・ヴィラがFSNTからリリースしたデビュー作だ。全10曲オリジナル。今っぽく浮遊する味のあるコンポジションが冴えている。

 ヴィラは耳に残るフレーズを量産するメロディ・メーカーだ。メカニカルで印象的なテーマやキメを多用する。このあたりはカート・ローゼンウィンケルや、マーク・ターナーの影響を感じさせる。だがそこはスペイン人らしいおおらかさがある。NYの若手みたいに暗く無機的な音に走らず、明るく陽性のコンテンポラリー・ジャズを演じている。

 ギター・プレイは音色や間の取り方にローゼンウィンケルの気配がするが、はっきりとしたオリジナリティがある。カッチリしたピッキングには、師であるジェシ・ヴァン・ルーラーの影響も見える。正確さやスピードでなく、フレージングの上手さで聴かせるギタリストである。

 彼はオランダのアムステルダム芸術学校でジェシ・ヴァン・ルーラーに5年間師事。2004年に Dutch Jazz competition で、本作にも収録されている 「Gym-Jam」 がベスト・コンポジションを受賞した。2005年にはニューヨークへ渡りマンハッタン音楽院で学び、翌年バルセロナでこのクインテットを結成。2007年に Debajazz contest で優勝し、本作をリリースした。

 このバンドはギターだけでなくテナーとピアノもいい。特にピアニストはおおらかで伸びのあるピアノを弾く。リズム隊はややルーズすぎる嫌いもあるが、これは低音がボケた盤自体の音質も影響しているのだろう。

 ヴィラは同じくFSNTからセカンド・リーダー作 「Tactile」 (2011) もリリースしている。さっそく仕入れて聴いてみたい。
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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松岡美樹

Author:松岡美樹
予定調和じゃない最近のJAZZが好物です。

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