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Toma 4

2

Ivan Santaeularia (p)
Yeray Hernandez (g)
Santiago Acevedo (b)
Ramiro Rosa (ds)

Rec. February 5-6 2007 and December 10 2008, at Estudis Laietana, Barcelona
Engineer: Jordi Vidal (FSNT 316)

多国籍ギター・カルテットが演じる新しい4ビート・ジャズ

 アルゼンチンのブエノスアイレス、コロンビアのボゴタ、スペインのバルセロナ、テネリフェ出身の若手ミュージシャンが結成したギター・カルテットのデビュー盤だ。

 4人が持ち寄ったオリジナル9曲、モンクの 「Monk's Dream」 の合計10曲。4ビートをベースに現代的なアレンジを施した作風だ。といっても奇をてらったような楽曲はなく、一部にラテンのテイストを取り入れながらも割と正攻法の4ビートで攻めている。

 なかでも特にスパニッシュなテーマのM-2がおもしろい。またバラードのM-8は美しいキラーチューンで印象に残った。ピアノが余韻を生かしたいいソロを取る。対してメインのソリストはギターだが、スタイルはけっこうオーソドックスである。

 演奏は全体に各国の混成チームなこともあり、特定の「臭い」がしない無国籍的な音だ。

 ベテランが演奏するスムーズなふつうの4ビートと違い、どこかギクシャクしているのだが、そのギクシャク感は意図的に狙って作られたものだろう。ドラマーが巧妙に陰で糸を引いている。

 熱くエネルギッシュなジャズでもなければ、クールに醒めた屈折系のジャズでもない。あえてカテゴライズすれば前者だが、そっちへ分類するにはいささか熱量が足りない。そんなどっちつかずのユルユル感が彼らの個性である。そう考えれば、新しい世代による新しい4ビートの解釈を示した作品といえるかもしれない。
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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松岡美樹

Author:松岡美樹
予定調和じゃない最近のJAZZが好物です。

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