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Richard Andersson / Sustainable Quartet

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Tony Malaby (ts)
Sullivan Fortner (p)
Richard Andersson (b)
Roggerio Boccato (ds)

Rec. May, 2009, at Acoustic Recording, NY
Engineer: Michael Brorby (blackout 024)

トニー・マラビーが咆哮するフリーとスタンダードの融合

 フリージャズがだめな人でもこいつはイケる。マンハッタン音楽院出身のデンマーク人ベーシスト、リチャード・アンダーソンの初リーダー作。トニー・マラビーの 「これでもか」 という圧倒的な存在感が光っている。

 フリー・インプロヴィゼーションによる3曲を、オーネット・コールマン作の3曲とスタンダードの合間にうまく散りばめ聴きやすく構成した。M-1はスティーヴ・スワロウ作曲の名曲 「Falling Grace」 。M-6のオリジナルは非常に美しく、肉感的に歌うテナーがズシンと脳にくる。

 それにしてもマラビーはさすがだ。艶と潤いのあるおおらかな音色で、波のようにぐいぐい聴き手を引きずり込んで行く。フリー・インプロではイマジネーション豊かに切れまくり、普通の4ビートでもエネルギー感たっぷりにグルーヴする。

 モーダルで挑戦的なピアノを弾くサリヴァン・フォートナーもいい。彼はロイ・ハーグローヴのクインテットで毎年のように来日しているようだ。一方、主役のアンダーソンとリズム隊を組むブラジル人ドラマーのホジェリオ・ボッカートはパーカッショニストとしても知られており、最近ではデヴィッド・ビニーの 「Graylen Epicenter」 (2011) にも参加していた。

 デンマークの Blackout レーベルからリリースされた本作は音質も素晴らしく、広がりと立体感のある演奏が楽しめる。 「フリーはちょっと」 という人でもお近づきになれそうな1枚だ。
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テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

Comment

No title

松岡さん こんにちは

"9 Stygn" 以来、今までノーマークにしていたMalaby参加の
マイナーなところを時々探してはいたのですが、
タイムリーな記事発見!
バックは、知らない人ばかりという点、地味指向の当方としては
ソソられますね。

陽の当たる表通りよりは、ついつい裏通りに足が向いてしまう
同じ匂いを感じる部分がありますね(笑)。

J worksさん、こんにちは。

本作はマラビーがいいのはもちろんですが、リズム隊のノリがすごくよく、ピアノも優れていてバンドとしてもなかなかのものです。

>陽の当たる表通りよりは、ついつい裏通りに足が向いてしまう
>同じ匂いを感じる部分がありますね(笑)。

まあみんなが紹介するものを同じように紹介していてもつまらないので、意識して裏を狙っていたりもしますが、それが成功しているかどうかはワカリマセン(笑)
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松岡美樹

Author:松岡美樹
予定調和じゃない最近のJAZZが好物です。

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