スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Nils Wogram & ROOT 70 / Listen to Your Woman

1

Nils Wogram (tb, melodica, overtone singing)
Hayden Chisholm (as, melodica, overtone singing)
Matt Penman (b)
Jochen Rueckert (ds)

Rec. January 2010, at Studio P4, Berlin
Engineer: Oliver Bergner (Nwog Records 001)

アヴァンギャルドなユーモアの悦楽

 アヴァンギャルドにユーモアをまぶして毎回食卓に提供しているグループ 「ROOT 70」 だが、この最新作のテーマはなぜか 「プルース」 だ。なぜいまごろブルースなのか? 訝る向きもあるだろうが、別に古めかしい定型文のブルースをそのままやってるわけじゃない。

 ブルースの持つ陽気さや躍動感をおいしく真空パックし、凝ったアレンジを振りかけてタダでは終わらせない。そんな古くて新しいブルースのエッセンスが光るコンテンポラリー・ジャズに消化している。

 ROOT 70はドイツの個性派トロンボーン奏者、ニルス・ヴォグラムが率いるグループだ。トボけた味のヘイデン・チスホルム (as) との2管を、マット・ペンマン (b)、ヨッケン・リュッカート (ds) という強力リズム隊が支える。

 全11曲中、3曲をメンバーが持ち寄ったほかは全てヴォグラムのオリジナルだ。2管のヴォグラムとチスホルムは、メロディカ (鍵盤ハーモニカ) やオーヴァートーン・シンギング (アルタイ山脈周辺の民族に伝わる特殊な歌唱法) まで動員し、おもちゃ箱をひっくり返したような賑々しさを演出する。

 バンドを引っ張るグルーヴはペンマンが完全に主導権を握っており、ベース1本で生み出す彼のぐりぐり弾けるグルーヴ感がすごい。チスホルムのどこか 「笑い」 を感じさせるトボけた味のアルトにもやられた。
スポンサーサイト

テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

Comment

非公開コメント

プロフィール

松岡美樹

Author:松岡美樹
予定調和じゃない最近のJAZZが好物です。

最新記事
カテゴリ
ブログ内検索
全記事一覧・表示リンク

全ての記事を表示する

月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。